カッパ口 ひそかにブームの兆し「カッパ口」…“かわいい”女性にも好印象

カッパ口
ひそかにブームの兆し「カッパ口」…“かわいい”女性にも好印象

 女性の顔にも流行がある。今ひそかにブームの兆しを見せているのが“カッパ口(ぐち)”だとか。唇を少し隠したV字の口のことをいうそうで、NHK朝ドラ「あまちゃん」で大ブレークした女優・能年玲奈さんがその代表格。能年さんの人気にともなって「V字口がかわいい」「カッパみたい」と注目を集めているようだ。

■“口”のトレンドは「アヒル」→「カッパ」

 少し前に流行したのは“アヒル口”。女優の上戸彩さんや吉高由里子さん、元AKB48の板野友美さんらが挙げられる。口角が上がったぷくっとした唇が「セクシー」と、男性受けがよいこともありブームとなった。口先を少し突き出し口角を上げて写真を撮る女性が続出。そこはかとない不自然さが漂う…と思ったのは私だけか? 

 その点、カッパ口はあどけないイメージで、アヒル口のような“あざとさ”がない(今のところ?)。カッパ口がアヒル口に取ってかわるかどうかはともかく、かわいい能年さんのカッパ口に起因して、ジワジワと人気が出てきているというのだが、大人の女性はマネしないほうがよいと思われる。能年さんのほかにはトリンドル玲奈さんもカッパ口のイメージ。どちらも、少女のようなあどけない表情が魅力的な芸能人だ。

■子犬顔、ネコ顔に続きウサギ顔 能年“2冠”

 時代とともに変遷する流行顔だが、タレ目がかわいいといわれる時代もあれば、アイラインを長く引いた“ネコ目”がブームとなったり、細眉がもてはやされたかと思えば、太い眉が旬になったり…とめまぐるしい。愛らしい“子犬顔”、ツンデレブームに伴う“ネコ顔”に続く今注目の顔は“うさぎ顔”だそうだ。「ViVi」(講談社)12月号では、旬の“うさちゃん顔”になるためのメークテクニックを紹介している。

 では、うさちゃん顔とはどんな顔なのか? 同誌によると、涙袋がぷっくりした黒目がちの目、ふんわりした白い肌、ほっぺはぷっくりしているが逆三角形の輪郭、口角の上がった小ぶりの唇とある。うさちゃん顔の代表はまたまた能年玲奈さんにトリンドル玲奈さん。そして、有村架純さん、長澤まさみさん、河北麻友子さんの写真が並べられている。

■セクシーさは不要、ナチュラルに

 いずれも美形の女優(タレント)であることは間違いないが、カッパ口にも登場した能年さん、トリンドルさんをはじめ、能年さん同様「あまちゃん」でブレークした有村さんら、やはり旬の顔がそろっている。小動物系特有のあどけないうさちゃん顔に、セクシーさは不要で、オーバーリップ気味のテラテラ光った唇や、妖艶(ようえん)なまなざしとは無縁といえる。男性だけでなく女性にも好印象であることがポイントなのだろう。

 「半顔メーク」「整形級メーク」「芸能人ものまねメーク」など衝撃的なメークのビフォーアフターが話題となったこの1年。「気づいたら誰でも読モ以上の顔になれるメイクBOOK」の刊行で整形級メークブームを巻き起こした主婦の友社(東京都文京区)編集部の田村明子さんは「ナチュラル(に見える)メークにシフトしています」と話している。