金属探知機 金属の有無を探知する機器。1月3日の「財宝伝説は本当だった」で

金属探知機
金属の有無を探知する機器。1月3日の「財宝伝説は本当だった」で

金属探知機(きんぞくたんちき)は電磁誘導を利用して金属の有無を探知する機器である。今日では地雷原において地中に埋設されている地雷の探知、空港や港湾における所持品のチェック(ナイフや銃器の探知)、地理学探査、考古学探査そして宝探し(トレジャーハンティング)などにおいて広く活用されている。また食品加工の場における異物の探査、建物の鉄骨や鋳鉄管(水道管や下水管など)、電線などの探知にも用いられている。

金属探知機の基本構造は、振動子とコイルから成っており、振動子から発生する交流電流がコイルを通過することによって磁場が発生し、金属がそのコイル付近に接近すると電磁誘導の効果から金属に渦電流が発生し、そこでも交流磁場が発生する。このため、磁場の変化を探知することで金属が探知できるのである。