坂本美雨 女性ミュージシャン。1月4日の「岩合光昭の世界ネコ歩きスペシャル」に出演

坂本美雨
女性ミュージシャン。1月4日の「岩合光昭の世界ネコ歩きスペシャル」に出演
坂本 美雨(さかもと みう、1980年5月1日 - )は、日本の女性ミュージシャンである。

父親は坂本龍一、母親は矢野顕子という、ミュージシャンの両親の元に生まれ、YMOクラフトワークを胎教として育った。5歳年上の異父兄、風太がいる[1]。祖父は編集者の坂本一亀。9歳だった1990年(平成2年)には家族でアメリカ合衆国ニューヨーク州に移住し、高校卒業まで同地で過ごしたため、英語と日本語のバイリンガルである。高校時代には美術を専攻していた。名前の「美雨」は、突然変異を意味する英語、「ミュータント(mutant)」に由来し、父が名付けた[2]。初恋の人は両親の友人であった音楽バンド、ジャパンのボーカル、デヴィッド・シルヴィアン。初めて買ったCDはTM NETWORKの「JUST ONE VICTORY」だった。

16歳だった1997年(平成9年)より日本での音楽活動を開始。現在は都内在住であるが、母親の矢野顕子がニューヨーク在住であることからマンハッタンの母の住まいを「実家」と称し、度々行き来していることをブログで明かしている。北京、上海、韓国でのライブ経験もある。

大の映画好きであり、新作映画への推薦コメントや批評の執筆も行っている。演劇、ダンス好き、読書家にして愛猫家。また旅好きでも知られ、これまでカナダのソルトスプリング島、中国(北京、上海、杭州、大連、桂林、香港)、モルディブ南アフリカケープタウンヨハネスブルグ)、アイスランド、ロンドン、パリなど様々な都市へ出かけたほか、シベリア鉄道に乗り3週間旅したドキュメンタリーが放送されたことがある(なお、坂本は自らいわゆる「鉄子」であると称している[3])。さらに演劇への造詣も深く、舞踏全般、主にコンテンポラリーや暗黒舞踏を観劇。

自身の"声を楽器として"さらに意識した楽曲制作、コンサート活動を行う(インタビューより)。シンガーソングライターおおはた雄一とのユニット『おお雨』としても活動。THE JETZEJOHNSONの藤戸じゅにあとのエレクトロユニット『NAKED LAMP』や、サカモト教授との『サカモト兄妹』など、コラボレーションも多数。Salyu、映画「イノセンス」サントラなど他アーティストへの歌詞提供も行う。

また、演劇の舞台出演やダンス公演なども行い、『音楽劇ファンファーレ』ではメインのファーレ役をつとめる。

熱心な愛猫家である。愛猫"サバ美"が雑誌や新聞に掲載されるなど、人気を集めている。「FreePets〜ペットと呼ばれる動物たちの生命を考える会」のメンバーとして、また一般社団法人「ランコントレ・ミグノン」のボランティアとして動物愛護活動も行い、東日本大震災の被災動物の救援活動にも熱心に携わる。