杉本大樹 追手門学院大2年 大阪府茨木市の路上でベビーカーを蹴った疑いで大学生を逮捕

杉本大樹 追手門学院大2年
大阪府茨木市の路上でベビーカーを蹴った疑いで大学生を逮捕


赤ちゃんが乗ったベビーカーをけって逃走したとして、20歳の男子大学生が逮捕された事件の現場付近では、よく似た服を着た男による犯行が相次いでいた。
杉本大樹容疑者の親戚は「(杉本容疑者は)普段は、おとなしく温厚な感じです。人に暴力を振るったりとか、迷惑をかけたりするような人間ではないと思っている」と話した。
生後4カ月の男の赤ちゃんを乗せたベビーカーをけとばし走り去る。
11月18日、大阪・茨木市の路上で起きた事件で、警察は17日、高槻市に住む、20歳の大学生・杉本大樹容疑者を逮捕した。
被害に遭った女性は、警察に対し、「チリンチリンと、何度もベルを鳴らしながら、自転車に乗った男が前から来たから、立ち止まったら、ベビーカーをけられた。男はそのまま立ち去った」と話しているという。
付近の防犯カメラには、自転車に乗るダッフルコートを着た男の姿が映っており、警察は、この男を杉本容疑者と特定した。
実は、現場周辺では、ダッフルコートを着た男による同様の犯行が相次いでいた。
目撃者は「このへんで女性が座り込んでいた。頭を押さえて。ベビーカーは、この横にあった状態」と話した。
ベビーカーがけられた事件翌日の11月19日。
7カ月の男の子を、ベビーカーに乗せて歩いていた30代の女性が、男に襲われた。
後方から来た自転車に乗った男が、追い抜きざまに突然、棒のようなもので、女性の頭を殴り、全治2週間のけがをさせ、逃走した。
目撃者は「頭の上、真っ赤になっていた感じ」と話した。
さらに、その2日後の11月21日には、50歳の女性が、やはり自転車に乗った若い男に、頭を殴られる事件が発生した。
これら3つの事件は、杉本容疑者の自宅と、通っていた大学の中間地点の、非常に近い場所で起きていた。
そして、その犯行時間には、ある共通点があった。
3つの事件の現場から、杉本容疑者が通う大学までは、およそ5kmほど離れている。
警察によると、いずれの事件も、犯行時刻後の30分ほどあとに始まる授業に、杉本容疑者は出席していた。
つまり3つの事件とも、杉本容疑者は自転車で学校へと通う途中に、犯行に及んでいた可能性があるという。
調べに対し、杉本容疑者は「そのような場所に行ってません。ベビーカーをけってもいません」と、容疑を否認しているが、警察は一連の事件が、杉本容疑者による犯行とみて、くわしく調べている。