木村多江 女優。「さんまのスーパーからくりTV」に出演


 女優の木村多江が、TBS系秋のドラマ特別企画『「命」〜天国のママへ〜』(11日放送 後9:00)に出演。林業に従事する母親を演じるが、「男勝りの女性の役は実は初めて」と語る。「これまでセリフでも普段の生活でも使わないような言葉や口調で自然に演じるのが難しかった」と振り返った。

岐阜県加子母でロケを敢行

 同ドラマは、岐阜県の山間の里・加子母を舞台に、妻、母親に先立たれた父・水沼春樹(萩原直人)と息子・蓮(藤本哉汰)が、自然の中で癒やされながら悲しみを乗り越え、絆を深めていく姿を描く。木々に優しく包まれた自然の中で暮らし、そこで生活する人々とふれあい支えられながら、「生」と「死」を受け入れてたくましく成長する親子。美しい山々を背景に物語は進み、林業の現在にもスポット当てる。

 妻・響子(矢田亜希子)の一周忌を終えた春樹は、遺品の手帳に書かれた「幸せの木」が何を意味するのか知りたいと思い、息子を連れて妻の実家がある加子母を訪れる。そこで木村演じる友永葉摘と、彼女の一人娘・菜摘(谷花音)と出会う。夫と別居中だが明るく元気な葉摘と春樹は、少しずつ惹かれ合うように。蓮と菜摘も幼い恋心をふくらませる。

木村 多江(きむら たえ、1971年3月16日 - )は、日本の女優。

東京都江東区出身。フリーを経て、融合事務所に所属。


白百合学園小学校、白百合学園中学校・高等学校を経て、昭和音楽芸術学院ミュージカル科卒業。特技はバレエ、日舞、玉乗り。

舞台女優として活動後[1]、ドラマ『リング〜最終章〜』と『らせん』での山村貞子役で注目され、以降『救命病棟24時』の山城紗江子役や『白い巨塔』での林田加奈子役、『大奥』『ぐるりのこと。』『ゼロの焦点』などに出演して、演じた役柄から「薄幸(が似合う)美人」や「日本一不幸役が板につく女優」などと称された。

中学時代に演劇部に入部、だがこの頃は演技するより舞台を見る方が楽しかったという。高校時代に樹木希林のドラマ「台所の聖女」を見て感動し、演技の道を志すようになった。19歳より舞台に立つ傍ら、パン屋、ホテルスタッフ、レストラン、コーヒーショップ、知育研究所など様々なアルバイトを経験した。20代後半は働き過ぎで睡眠時間が1 - 2時間しかなかったという。

2005年6月26日に広告代理店電通の社員と結婚し、2007年8月に妊娠を発表、体調などを考え『大奥』を降板、主演ドラマ『上海タイフーン』は制作途中で無期延期となる。2008年2月23日に第1子(長女)を出産した。『上海タイフーン』のロケ再開時に自らの妊娠による製作延期に触れ、「役者として恥ずべきこと。ご迷惑をおかけしておわび申し上げます」と謝罪する。

松本幸四郎が宗家、市川染五郎が家元をつとめる日本舞踊松本流の名取である。

初主演映画『ぐるりのこと。』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞、ブルーリボン賞主演女優賞、高崎映画祭で最優秀主演女優賞を受賞する。2010年の日本アカデミー賞の司会を関根勤と共に務めた。