沖野玉枝 兵庫県尼崎市で中学生を監禁し虐待したとして逮捕

沖野玉枝
兵庫県尼崎市で中学生を監禁し虐待したとして逮捕

 兵庫県尼崎市で中学3年の男子生徒(15)が監禁され、性的虐待を受けた事件で、監禁場所となった同市浜田町の無職、沖野玉枝容疑者(43)=監禁容疑などで逮捕=の自宅マンションには家出した少年少女や沖野容疑者の子供たちが最も多いときで十数人生活していたことが10日、兵庫県警への取材で分かった。県警は、沖野容疑者が少年らを集団で面倒をみる一方で、暴力を振るうことで精神的に支配していったとみている。

 県警や関係者によると、沖野容疑者は、中学2年の長女(14)=児童相談所に通告=と小学4年の次女(10)、小学2年の長男(8)、三女(5)の5人家族。

 沖野容疑者と家族は昨年10月に県外から転居。今年2月ごろに、今回の事件で逮捕・通告された12〜18歳の少年少女7人が同居して集団生活を始めるようになったほか、さらに数人が出入り。3DKの沖野容疑者の自宅マンションには十数人が寝泊まりしていたという。沖野容疑者は県警に対し、「娘の友人なのでかわいがっていた」と説明。普段は食事などの世話をし、沖野容疑者は「ママさん」と呼ばれていたが、少年らが長女をからかうと態度が一変し、平手や金属バットで殴るなどの暴力を振るっていたという。